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2012年月3月分 読書まとめ

まとめの前に、感想の記事に拍手ありがとうございました!
こんな感想ブログともあまり呼べないくらいの更新率なのに、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。


改めて、3月分の読書まとめです。

ただいま絶賛再読中なのでアレなのですが、先月は終わりの方に読んだ『コンビニたそがれ堂』がとても面白かったです。

さて、4月はどれくらい読めるのか……。
仕事が立て込んでいるのと、数年越しに仕上げたい刺繍があってそれに時間を使っているのとで、正直あまり読めていないので、一桁になりそうな気がします……。

当分は、新刊を読むというよりは、過去のを再読して、感想をアップして…というのが続きそうです。
何はともあれ、嘘姫とかいろいろ積んでいるのがあるので、早く読めるようにしたいのですが。

先月分は、続きに畳みます。


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村山早紀 『コンビニたそがれ堂』

コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)コンビニたそがれ堂

ポプラ文庫ピュアフル
2010/01
村山 早紀


内容(「BOOK」データベースより)


駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは…?慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。


村山早紀さんの作品は、実はこれが初めてです。
売り場で見かけて、何となく惹かれるものがあって手に取りました。

以下、簡単に感想を。

『コンビニたそがれ堂』
クラスメイトの美音と気まずくなったまま別れてしまった雄太のお話。
本当はすごく優しい子なのですが、随分と硬派な小学生だな、と(笑)
強がって、でもすごく後悔して…。
とても微笑ましいお話でした。

『手をつないで』
大事にしていたリカちゃん人形を捨てられてしまった、えりかちゃんのお話。
えりかちゃんのお母さんとの関係は、すごく痛くて、すごく健気だなぁと思いました。
小さい時に買ってもらったお人形との、不思議で素敵なお話でした。
私も昔持っていたはずなのですが……どこに行っちゃったんだろう。

『桜の声』
ラジオパーソナリティーの桜子さんが経験した、不思議なお話。
200年の時を見守ってきた桜、というのは、すごく綺麗なんだろうなぁ…。
昔、勉強しながらよくラジオを聞いていましたが、ラジオからの声によく励まされていたことを思い出しました。
時を超えて届いた声…。
ほっこりとあたたかくなるお話でした。

『あんず』
元・のら猫のあんずと、あんずを拾ってくれたお兄ちゃんのお話。
このお話、読んでいて思わず泣いてしまいました。
あんずは一人ぼっちだったのをお兄ちゃんに救われて、お兄ちゃんは心が折れそうなときにあんずに救われて…お互いとても大切にしていたんだろうなと思います。
だからこそ、とても切なくて、でもとても愛おしく感じました。
物干し台でのシーンはとても印象的でした。

『あるテレビの物語』
ある女の子とその家族をずっと見守ってきたテレビのお話。
テレビは話せないけれど、心があって、一緒に喜んだり悲しんだりしている…というのは、何とも不思議な感じでしたが、とてもやさしいお話でした。


どれも不思議で、でも読み終わって、とても幸せになれるような、そんなお話ばかりでした。
毎日忙しく生活していると忘れてしまいそうな感情を、思い出させてくれる気がしました。
個人的に、『あんず』と『あるテレビの物語』がお気に入りです。

とても良かったです。


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有川浩 『レインツリーの国』

レインツリーの国 (新潮文庫)レインツリーの国

新潮文庫
2009/06/27
有川 浩


内容(「BOOK」データベースより)


きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった―。


本を読んだ後に他の人の感想を聞きたい、という気持ちはよくわかります。
それが自分にとって思い入れのあった本ならなおさら。
メールのやり取りを見ていると、語っても語っても尽きないくらいに好きなんだなぁ、というのを感じて、ちょっと羨ましくも思いました。

それにしても、伸の真っ直ぐで正直なところはすごいなぁ。
言いたいことははっきり言うし、自分が至らないと思ったことは素直に受け入れて、次に繋げようと自分なりに努力する。
それはひとえに、ひとみが好きで、彼女を思いやる気持ちもあるからこそできることなのだろうとは思いますが、なかなかそれを実行できる人は少ない気がします。

障害がある人から見た視線と、障害がない人から見た視線は、やっぱりずれている部分が多いんだな、と思うし、気を使っているつもりでも、実はそっちの方じゃなくてこっちの方を重視してほしい…というのも多くて、なるほどなぁ、と、ちょっと考えさせられる面もありました。

すれ違って、ぶつかり合ったりいろいろともどかしい場面も多く、読了後は、きゅんきゅんする、とは少し違いましたが、でも心が温かくなる作品でした。

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『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』

爆笑!英語コミックエッセイ  日本人のちょっとヘンな英語爆笑!英語コミックエッセイ
日本人のちょっとヘンな英語


2012/01/30
デイビッドセイン


内容(「BOOK」データベースより)


日本人の9割はヘンな英語をしゃべっています。あなたは大丈夫?セイン先生が目撃したおかしな英語。


『日本人の知らない日本語3 祝!卒業編』を買う時に、たまたま目に入ったのですが、あちらは日本語、こちらは英語…と、何となく気になって手に取った本です。

学校で習った「Fine, Thank you.」というのは死語、というのにはちょっとびっくりしました。
英会話でもよく聞くフレーズだと思っていたのですが。
他にも「えっ、そうなの?」という英会話が結構あって、なるほどなぁ、と思いました。
でも、そういう意味で使ったわけではないのに、「実際にはこう聞こえてるんですよ」と言われると、ちょっとやっぱり話すのに勇気がいるなぁ…と思ったり思わなかったり。

母国語以外の言葉って、いろいろと複雑だったりしますが、その中でもわりと身近な英語も、ちゃんと伝わるようになるまではやっぱり難しいんだなと思いました。

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『日本人の知らない日本語3 祝!卒業編』

日本人の知らない日本語3  祝!卒業編日本人の知らない日本語3 祝!卒業編

2012/03/08
蛇蔵、海野凪子 他


内容(「BOOK」データベースより)


大爆笑の日本語バトル、いよいよ3巻目。


日本語学校の先生と生徒さんたちのやり取りが毎回面白い、シリーズ第3作目。

毎回、生徒さんの自信たっぷりな言い間違いに思わず笑ってしまうのですが、素朴な疑問に対しては、「ああ、そういうことだったのか」と気が付くことが多くて、勉強になります。
お話の途中にあるコラムやクイズも、何気なく普段使っていたりするのかもしれないけれど、いざ聞かれるとすぐには答えられないなぁ…と、日本人としてそれはどうなんだろうということをふと思いました…。

ところで、こたつは日本のものだと思ってたら、そうではないんですね。
バウムクーヘンも意外でした。

日本語のことも勉強になって、少し他の国の風習も知ることが出来る。
やっぱり好きなシリーズです。良かった!

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森橋ビンゴ 『東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる』

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる

ファミ通文庫
2011/12/26
森橋ビンゴ


内容(「BOOK」データベースより)


2年に進級した英太と東雲。東雲との関係が公になったことで心なしか賑やかな学校生活になってきた英太とは対照的に、東雲は初めてのスランプに陥っていた。そんな折、演劇部の女子喜多川が、「学園祭の舞台の脚本を東雲さんにお願いしたい」と英太に頼み込んでくる。その頼みを気分転換も兼ねて引き受けることにする東雲だが、思うように筆の進まない東雲と、奔放な喜多川に振り回される英太は少しずつすれ違っていき…。もどかしく苦い、第2章。


前作、『東雲侑子は短編小説をあいしている』の続編。
過去に兄の彼女に恋をしてしまって以来、恋愛とは距離を置いていた主人公・三並英太と、クラスメイトであり、作家でもある東雲侑子とのお話、第2作目。

前作もお気に入りだったのですが、今作もとても良かった。

前作では、『長編小説を書くために、恋人のフリをしてほしい』という話から、実際に付き合うことになるまでの過程で、今回はその後の話になるのですが、とてもとてももどかしかったです。

相手にどう思われているのか、気になって仕方ないという英太の気持ちがわかりすぎて困りました。
多分、それは男性だから、女性だから…ということはないと思うのですが、付き合いたての頃ってすごくちょっとしたことでも過剰に反応したり、踏み込んでいきたいのにそれができなくて不安になったりは、あるよね、するよね……と、遠い記憶を掘り返してしまいました。
表情が豊かな人ならわかりやすいのである程度は、ということでも、この二人はお互いにお互いなので、もう本当に痛くてもどかしくて。

お互いが好きで、なのにすれ違ってしまう。
それは主人公カップルに限らず、とても身近な兄と有美さんも同じような状況で。

言ってくれなければわからない有美さん。
言わなくてもわかってほしいお兄さん。

それは実際に、少なからずとも、あると思います。
この二人の場合、言葉だけではどう考えたってどうにも埋まらない溝がそこにはあるのに、でも、『不器用だな』と思えるあの行動があったからこそ、埋まった溝なんだなぁ。
あの、カレーのエピソードは、とても印象的で、とても好きです。

そして謀らずとも、兄と同じように、クラスメイトのことで誤解され、ぎくしゃくしてしまった英太と侑子。
すれ違いの原因は、想いはお互いにちゃんとあったけれど、その手段をどうしたらいいのかで、お互いに迷ってしまったこと。そして、お互い行動に移すことも、言葉にすることもなかった。
特に侑子にはライバルも登場したし、いろいろ波乱はありました。

でも、それを一体どうしたらお互いに伝わるのか。
言葉ももちろん大事だし、行動に移すことも大事。

相変わらず、彼女の心情は本編だけを読むとさっぱりですが、章の展開にある彼女の小説の一説を読むと、彼女がどう考えているのか、どういうことをしようとしているのかがわかるし、それと同時に、次第に大きくなる英太の彼女を思う思いや悩みがわかって、そうか、そうなのか…と思いました。

一波乱もあって、お互いがどうしたらいいのか、何かが見えたのかな、と思います。

すごく綺麗で、とても身近に感じる、いい作品でした。
こういう雰囲気、本当に大好きです。

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『逆転法廷−裁判員攻略読本−』

逆転法廷−裁判員攻略読本−逆転法廷−裁判員攻略読本−

2009/05/21
中嶋 博行


裁判員制度が施行されましたが、私は法廷の知識はほとんどありません。
……というわけで、買った本です。

たまたま、逆転裁判のなるほどくんと御剣検事も出ていたから、というのもあって、個人的には、分厚い専門書を読んだりするよりは、遥かにとっつきやすいだろう…という理由だったからなのですが、とても読みやすかったです。
キャラが実際にやり取りをしながらある事件を裁く小説パート、裁判員制度に関してわかりやすく解説している解説パート、裁判に関わる上でよく出てくる用語パート、の3つに分けての構成でした。

小説は、裁判員制度が出来たきっかけや、実際に扱われるであろう、判断の難しい一つの事例を取り上げて進められていましたが、テンポよく読み進められました。
ただ、制度について、あくまでも基本的なことや基礎的なことしか触れられていないので、もっと深く勉強したい、という方には多分向かないと思います。
そして、『逆転裁判』のゲームを知っている人も、法廷でのやり取りは極めて普通(最後にはお決まりの展開があります。でも、ゲームのような展開がある方が多分異例だと思うのですが……)なので、キャラクターが好きだから、という理由でこの本を読んでも、多分物足りなく感じると思います。
とはいえ、ちゃんと著者の方もわかっていらっしゃるのか、細かいところでは「らしさ」もあって、思わず笑ってしまうところもありました。

ひとつの『入門書』として読むなら、とてもわかりやすかったです。
裁判の流れや、実際に選ばれたらどういうことをするのか、どういった事例があるのか。
そういったことをこの本で読んで、専門的な部分は、興味があればそれから少しずつ勉強していく「足がかり」にはなるのではないかと思いました。

自分が選ばれるかもしれない、裁判員制度。
その基礎知識、という点では、とてもわかりやすかったです。


| その他 |
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Profile

Author:皇月桜華
少しずつ感想アップ、復帰中です。

コミック・少女向けラノベが好きな社会人。
流行りに疎いので、感想を書く本も、最近のモノから20年以上前に発売になったモノまで多種多様です。
毎回読んだらコンスタントにアップできればいいなと思うのですが、諸事情あってかなりまとめてのアップが多いです。

管理人側の諸事情により、ただいまコメント・TBの機能はオフになっています。
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